浜松市が行政区を見直しへ 個人的な意見とともに描く浜松の未来像

4月1日で政令指定都市移行10周年となる浜松市で、2019年度をめどに行政区を現在の7区から2区または3区に見直すための案が示され、2月3日の静岡新聞に掲載されました。

今夜はプレゼン形式で、浜松の未来像をダイアログ(深く掘り下げること)していきます。


浜松市は旧浜松市・旧浜北市・旧天竜市・旧浜名郡(舞阪町・雄踏町)・旧引佐郡(三ヶ日町・引佐町・細江町)・旧周智郡春野町・旧磐田郡(佐久間町・水窪町・龍山村)の12市町村が2005年7月1日に旧浜松市へ他の11市町村が編入する形で現在の形になり、2007年に中区・東区・西区・南区・北区・浜北区・天竜区の7行政区で、政令指定都市移行となってから4月で10年となります。

最近では新東名高速が昨年2月13日に豊田まで開通して、東海3県からのアクセスが便利になった他、大河ドラマ「おんな城主直虎」の放送で北区内が盛り上がったりと、文化・芸術の分野で賑わいを見せています。

その中でこのような新聞記事があったのでご紹介します。


浜松市が区再編6案 旧市域統合軸、2~3区に

http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/325315.html


これは2月3日に掲載された静岡新聞ウェブの記事になりますが、旧市域を軸に行政区を2区または3区に再編するために6案が示されたという内容です。

私自身は新聞記事の中では中区・東区・西区・南区、北区・浜北区、天竜区の3行政区を示したD案を支持しますが、個人的には4行政区にするか3行政区でも具体的に分けます。

「中央区」:中区・東区・西区の一部・南区 東区は浜松環状以南、西区は旧浜松市

「浜名区」:西区の旧浜名郡と北区三ヶ日・引佐・細江の浜名湖周辺

「浜北区」:浜北区と北区三方原・初生・都田周辺、東区有玉・積志など浜松環状以北

「天竜区」:現在の天竜区全域


これは地域ごとではっきりさせたほうがいいと思います。

浜松市は7行政区は多いと思いながらも、地域で考えたら5行政区でちょうどいいのかなとも捉えていました。

真っ先に考えたのが中区と南区を統合すること、次に浜北区に北区の三方原・初生・都田周辺と、東区の浜松環状以北(有玉北町・西ヶ崎・積志など)を入れて広くすること、さらには天竜区はそのままにすることの3か所をそのまま行政区にすることが浮かびました。

残るのは西区と北区三ヶ日・引佐・細江の浜名湖周辺になるのですが、浜松市が示しているD案をそのまま組み込んでしまうと、浜名湖の中でも行政区が分割されてわかりにくくなってしまうのではないかとも捉えて、私自身は「浜名区」として再編するのも良いのではないかとも捉えました。


中央区は政令市移行前に激しい議論がかわされた結果、中区になった経緯をリセットして、浜松市の真ん中にふさわしい行政区にすると良いのではないかという意見。

浜名区は浜名湖という日本を代表する名所にふさわしい地域づくりへの第一歩になってほしいという願いから、個人的な視点で捉えた意見。

浜北区は浜松の副都心(コンパクトなまちなか)機能を兼ね備えたニュータウンスタイルで、住宅街が点在する北区の三方原・都田・初生なども含めた静岡市で言う所の清水区とは全く違ったまちづくり創造エリアとしての機能を兼ね備えてほしいという意見。

天竜区は山間部特有の人口減少、行政サービスの低下を懸念する中で旧天竜市と旧郡部で積み上げた長い歴史を踏襲した上で、観光資源を中心とした新たな魅力を維持してほしいという意見、以上4項目が浜松再生のキーワードではないかと私は捉えています。


同じような行政区再編は3行政区で2005年4月1日に移行した静岡市でも言えることで、静岡の場合は葵区はそのままで駿河区を安倍川で分割、清水区は旧清水市と旧庵原郡を分けた5行政区がちょうどいいのかなとも捉えています。

静岡に関しては人口70万の維持が緊急課題で、静岡県の川勝知事が言うような政令指定都市返上の可能性もある中ですが、今回浜松で行政区再編の動きがあることを踏まえて静岡のあり方も問う機会を作っていきます。

まちを良くしていくためにはプレゼン形式での議論も必要になってきます。

今回の浜松が出発点になることを願って、今夜のプレゼンを締めくくります。

よろしくお願い申し上げます。

愛(*^^*)感謝




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