文武両道岳南健児敗れて悔いなし!富士山対決静高敗れる

阪神甲子園球場で行われとる、第97回全国高校野球選手権大会1回戦、今日最後の試合は富士山対決でありました。

文武両道で戦前には全国制覇も成し遂げた岳南健児・静岡高校と、ドラゴンズ高橋周平内野手の母校で伝統校の東海大甲府、戦国武将で言えば大御所・徳川家康公と武田信玄公という、戦国の世から続く因縁の対決でありました。


試合は初回から試合が動く展開、初回に1点ずつ取り合って2回裏に静高が逆転しましたが、すぐに東海大甲府が追いつき追い越し、4回で静高エース村木君が無念のノックアウトとなる。

ところがそこは岳南健児静高、意地の反撃を見せ7回ついに7-7の同点に追いつく。

しかし8回表東海大甲府、静高2番手村松君を揺さぶり、無死から勝ち越しの1点8-7。

静高も8回、9回と粘りましたがあと一歩及ばず大御所徳川家康公が唯一武田信玄公に負け戦を喫したのと同じように、8-7という紙一重のスコアで東海大甲府に静高は敗れました。


私は名古屋の出身で静岡とも深く関わっとるんですが、現役時代から静高の文武両道には驚きと同時に興奮も覚えとりました。

池谷さんという中学時代から常に学年トップクラスだった、焼津市在住時の同級生が門をくぐった静岡高校。

その中でも野球部は「岳南健児」という肩書のもと、学問と並行して目を見張らんばかりの厳しい練習に打ち込んでこの1年間県大会で黒星を喫したことがございません。

今回の岳南健児は主将の安本君を中心に、2年生エースの村木君と今日リリーフした村松君の投手陣と、自慢の強力打線で追われる立場となった静岡県大会112校の頂点に君臨しました。


そして迎えた甲子園、岳南健児は甲子園全国制覇を誓って聖地に乗り込んだ。

静岡の聖地はプロ野球発祥の地となった静岡草薙球場、草薙球場で歓喜に包まれた岳南健児は野球の聖地・阪神甲子園球場の土を踏みしめましたが、昨年に引き続き初戦で涙をのむ結果となってしまいました。

私はテレビにかじりついて応援しましたが、岳南健児は大粒の涙を流し甲子園の土を集めて駿府へ帰ってこようとしとる。

常々私が言ってきとることを今回も綴ります。


甲子園での目標は果たせずとも、岳南健児の闘いは本当に見事でした。

追いつ追われつの展開で、あと一歩のところで敗れ去った岳南健児。

まさに2時間半の死闘の中で「敗れて悔いなし!」と言って差し支えない最幸な岳南健児でした。

高校野球100年の歴史に刻まれる、徳川と武田の戦は後世に語り継がれます。

駿府と甲斐の対戦でもあった隣県対決、富士山を二分した死闘をテレビであっても生で見れて誠に感謝感激でありました。


私は亡き祖父の影響で野球を見るのが好きになり、プロ野球では中日ドラゴンズファンクラブに属しております。

高校野球も毎年毎年見るのが大好きで、静岡では年に何試合か観戦に出かけるほどです。

野球を見とって思うことは、勝敗が決まるような大差であっても球児諸君は最後まであきらめない。

9回2アウト2ストライクをとられようとも、自分たちの力を信じ懸命に白球を追いかける。

まさに「メンターの輝き」でございます。

人生最大の青春は高校生という方も多かろうと思う中で、たった3年しか来ない高校野球の夢舞台にすべてを捧げる球児諸君の真っ直ぐな姿勢、まさに静高野球部岳南健児そのものであります。

試合には負けたがようやった!
悔いはない!胸を張れ!!!
岳南健児の底力が見れた!有難う!!!


強気に本気!無敵に素敵!元気に勇気!

東海から日本を元気に!

ふじのくに静岡、ふじのくに山梨、ナイスゲームでした。

高校球児諸君の汗と涙は大人世代の私たちもパワフルで励まされます。

東海はこれで明後日智弁和歌山と対戦する津商業と、2回戦で鹿児島実業と対戦する中京大中京が残るのみとなりました。

決勝まで全力応援を誓います!有難う!愛(*^^*)感謝

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